ジェンダーギャップ指数2020 日本は121位と過去最低

世界経済フォーラム(World Economic Forum)が2019年12月、各国における男女格差を測るジェンダー・ギャップ指数を発表しました。

日本の順位は153か国中121位でした。前回の110位(149か国中)からかなり順位を下げました。2015年が101位(145か国中)だったので、ほぼ毎年順位が下がっている状況です。これは、他の国がギャップ改善の努力をしながら指数をあげている中、日本は全く改善が見られていないという証拠だと思います 。

1位〜10位、他主要国の順位

1. アイスランド
2. ノルウェー
3. フィンランド
4. スウェーデン
5. ニカラグア
6. ニュージーランド
7. アイルランド
8. スペイン
9. ルワンダ
10. ドイツ
15.フランス
21.イギリス
53.アメリカ
106.中国
108.韓国
121.日本

数年前は韓国と競り合っていた日本。すっかり追い抜かれてしまいました。

※ジェンダーギャップ指数(Gender Gap Index:GGI)
 ダボス会議で有名な世界経済フォーラムが毎年出している指数で、経済、教育、保健、政治の4分野14項目における男女格差の状況を指数化し、国別に順位をつけたものです。

日本はどの分野の指数が悪いのでしょう?

経済、教育、保健、政治の4分野の指数の中で何が一番足を引っ張っているのか、というと「政治」と「経済」分野です。

「男女共同参画白書 令和元年」より

政治分野についてデータを見ると・・・・
・国会議員に占める女性の割合が、衆議院10.2%、参議院20.7%(平成31年1月現在)
これは193カ国中165位という順位になるとのこと。
・市区議会の4.5%、町村議会の32.7%で女性議員がゼロ(平成30年12月現在)。

経済分野についてデータを見ると・・・・
・民間企業では、管理的職業従事者に占める女性の割合は14.9%。諸外国と比べて低水準
・男性の給与を100とした女性の給与水準は2018年で73.3ポイント。少しずつ上がってはきていますが、まだまだ差が歴然としています。

上記データは全て「男女共同参画白書 令和元年」より

男女差が激しい日本で私たちはどうすればよいのか?

このようにデータが嘘をつきません。日本は世界的に見て男女格差が縮まらない珍しい国、という認識がされています。このことは、何を私たちにもたらすでしょう。2つの側面があると思っています。

1つは、男女格差がありまだまだ女性が生きづらいおっさん社会という側面。しかしその中で、おっさんたちが既得権益にあぐらをかいてぼーっとしている間にせっせとスキルアップを果たし、数年後には逆転、というシナリオも可能なのではないかと考えます。

もう1つの側面は、政治と企業幹部の世界は女性の進出が遅れており、女性にとって実はブルーオーシャンということです。

一昨年辺りから地方議員に女性の立候補者が増えてきたと思いませんか?まだ未知数ですが、しっかりとしたビジョンやマニフェストを携え、政治の世界に参画すれば県民、市民、町民の女性たちが味方になってくれる可能性が高いのです。

世界では、男女平等を積極的に進めている状況であり、日本は外圧に非常に弱いため今後この方面の政策も進めなければならなくなるでしょう。その時に追い風が吹きます。その時までしっかり土台を固めいつでも飛び立てる準備をしておきたいですね。

[ ジェンダーギャップ指数2020 日本は121位と過去最低 ]フェミニズム, 2020/05/17 15:45